おでんがうまいわぁ〜

鍋の美味しい季節になったので、おでんを作ったら想像の八割増しでおいしくて人類の叡智を感じた

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おでん

寒くなったのでおでんを作った。先日カツを家族で食べに行った時に「おでん」が提供されていて、奥さんが食べていておいしそうだなぁぁっと思ったのがことの発端である。そこで感じたおでんへの欲求を忘れることができなかったので、家の食材を使い切るや否や買い物へ。まず手に取るものは言わずもがな大根である。こいつは絶対に外せない。次はじゃがいも、あまり入れる人は多くないかもしれないけれど、僕にとってこの子はしみしみになった具材の中で食材の味を保ち続けてくれる。いつまでも様相の変わらない近所のおばちゃんみたいな安心感のある存在になる。あとは練り物系とウインナーを揃え他必要食材を買って家に帰りいざ調理。

おでんは下準備が何より大切だとNHKの番組「おでんくん」でがんぐろたまごちゃんが言っていた気がする。そういえば小学生の時の僕のあだ名はがんぐろたまごちゃんだったなと思い出した。別に嫌でも好ましくも当時は感じていなくて、特段何も感じていなかったが、今考えるとあのあっさり目の色のおでんの具材たちの中でがんぐろを作ろうとすると、別に関東風のつゆを作ってそこで煮る必要があるから、がんぐろたまごちゃんは時は別の鍋をアイデンティティにもつ異邦人のような具材だと考えると「がんぐろたまごちゃん」というあだ名に純ジャパの私はすごく他の誰かに成り切ったかの方な好感を持てる。

火星と金星くらい話が連れてしまったがそんなことを考えながら、無心におでんの下準備を終えて、いざ煮ていく。まずは大根、ゆで卵、こんにゃく、手羽元、下茹でやすでに火が通っている具材たちを最初はつゆの中で味を染み込ませる。 その隙に練り物や揚げ物系などは別鍋のお湯で10分ほど火を通す。ここで油を落としておくと時間が経ってもつゆも濁らず美味しいおでんになるのだとか。何年か前にこれを知ったときは「そんなに変わらんだろぉ」とか思っていたが、実際にやってみるとこれが全然違う。あっさり加減が段違いになって、いくらでも食べれるおでんになる。

完成したおでんをいざ息子と実食。おいしい。 息子もたまごを鷲掴みにして「おいしいねぇ」と独特なイントネーションで共感を求めてくる。息子は特に大根、卵、餅巾着が気に入ったらしくとても美味しそうに食べてくれた。 冬は食べ物もおいしいし外は私にとって適温だし本当に大好きな季節だ。これからどんどんと寒くなっていってくれると思うと心が躍る。

おでんは田楽由来だった

おでん美味しくて気になったのが、「おでん」ってどんな由来なんだろう。おでん意外におでんという雰囲気のある言葉に出会ったことないなと感じたので調べてみた。 なんとおでんは「田楽(でんがく)」からきているのだそうだ。味噌田楽とかの田楽が、庶民のなかで流行して、よく食べられていた時に宮中の女房たちが田楽に「お」をつけて「お田楽」と呼んでいたものが、派生しておでんになったようだ。 そう考えると今現在おでんの具材として豆腐がメジャーじゃない(厚揚げはあるが)のは、言語学における文法化と似ていて面白いなと感じた。

小さな発見

  • おでんは田楽が由来
  • 息子はおでんが好き

今日のメモ

  • 寒い日はやっぱりおでん